私がまだ18歳の頃でした。原付の免許を取得してアルバイトに通うようになりました。
私の家からバイト先までは片道30分ほどの距離でしたが、道路はカーブが多く曲がりくねった田舎道でした。
その日もバイトの予定だったのですが寝坊してしまい、バイトの開始時間に間に合うかどうかギリギリの状況でした。
あわてて原付に飛び乗り道を急いでいたのですが、焦り過ぎて途中のカーブにオーバースピードで突っ込んでしまいました。
ブレーキをかけましたが間に合わず、ガードレールもない路肩から飛んでしまいました。落ちるまでの間、本当にスローモーションのように時が流れ走馬灯が見えたような気がしました。
もうダメだと思った瞬間、意外とソフトランディングしました。
ラッキーな事に収穫期後の田んぼに藁が積み重ねてあった所に落ちました。バイクも無事でバイトには遅刻でしたが奇跡的に無傷でした。
原付で九州一周の旅に出る。
高校2年生の春、待ちに待った原付の免許を取りました。それからというもの、家にあった原付を暇さえあれば乗り回していました。スーパーカブでしたが自分にとっては世界で一番素晴らしい乗り物に思えました。
その年の夏休み、原付で九州一周の旅に出るという無謀な計画を立てました。ガソリン代と食費のためバイトで貯めた数万円を握りしめて意気揚々と出発しました。
泊まる場所は特に何も考えず、寝袋だけを荷台にくくりつけて出かけたのはいいのですが、次の日に雨に降られて合羽は着ていましたがずぶ濡れになり、寒さのためあっけなく旅は中止になりました。
家族や友人には笑われ、どうせそんなことだろうと思ったなどと言われて悔しい思いをしました。
便利ですがリスクもありました…
私は40代半ば主婦ですが、4年程前から原付に乗り始めました。
車は毎日運転していますが、最初は走り出しのパワーにてこずりましたがすぐに慣れました。
駐車に気を使わずにいい上、ガソリン代もかからずでとても便利でどこに行くにも利用しておりますが
日々乗っている内に色々ありました。
ある日、突然の豪雨で40キロで急いでいました。
交差点で曲がる時スリップしてしまい横倒しになりました。車を運転の方々危ないと思ったに違いありません。すぐに立て直し走行続行。家に帰ると足をひねっていました。
小さなタイヤはスリップしやすいと勉強しました。
また、小さくても障害物には影響されます。
田舎のおばあちゃんでも乗っているぞとたかをくくっておりましたが、今では慎重に運転しています。
また、追突されやすい事も注意です。
信号待ちに後ろからトラックにごつんとぶつけられました。運転席が高い為見えにくいらしい。
バイクは車から見逃されやすいので自分がぶつからなくても、相手がぶつけてくるリスクもあると
わかりました。
そして一番大きなリスクですが、とても太りました。
便利に乗りこなしてしまい歩かないことに気付き…気がついたら6キロも増えました。
最近わざわざ歩くようにしていますが、知ってしまった魔の原付から逃れる事は難しいです。